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官能私小説ノート

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前妻 千春 7話 妻の元同棲相手に土下座

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

私はその時に結納代わりに生意気なのですが、ご両親にお渡ししようと思い持って行ったので、まずは中に新券で100万円を入れてあった結納金と依田和夫と書いた祝儀袋と利子分の同じく帯封の付いた裸の100万円をバッグから出して、そのテーブルの上に置き「これだけでは少ないとは思いますがこれで勘弁して下さい!」と大声で言って、土下座しましたら、その彼は慌てて椅子から立ち上がって、私の手を取って「いやいやいや、君にそこまでされたら、困っちゃうよ、立って下さいよ」と言って、裸の方の100万円だけ取って、祝儀袋の方は返してくれて、「めでたい日につまらない話しを聞かせて悪かったな」と言い、その後「千春、幸せになれよ!」と言われ開放してくれたのでした。

その後はご両親と姉夫婦と妹夫婦のテーブルに帰ってくると、親父さんが私に、「和夫さん、悪かったな」と一言、言いました。

私はそれだけで十分だったので、その後の気分は正直言うと滅茶苦茶悪かったのですが、努めて明るく食事をしました。

明くる日の彼女の実家から帰京する時間にお義母さんから「これ」と言って渡された紙袋がありました。

妻の部屋に戻って見てみると100万円が入っていたのです。

私はこんなのは頂けないと思って、お義母さんの所に行って話すと、「昨夜にあの人たちに絡まれて貴方がお金を渡して土下座したのを見てしまったの、だからお父さんが渡しとけと言って」。

私は「結納の代わりに私が置いていこうと思ったのですから、こんな事をされちゃうと立場が無いです」と言うと、

義母「お父さんがどうしても渡しておけって言って仕事に行ったの、だからこれを持って東京に帰って千春を幸せにしてやってね」と。

私は取り合えず頂いて、「紙袋ごと妻に仏壇の奥に入れておいて」と頼みました。

妻「私ってバカよね、こんなめでたい時に両親と貴方にこんな嫌な思いをさせたんだから」

私「過去を振り返っても仕方ないだろ、これからは前を向いて歩けば良いと思うよ、俺だって店を潰して碌な生き方してないんだからさ」と。

妻は「ごめんね~」と言いました。

その後、帰京しました。

その後、最初の内はお互いに気を使っていたのでそれなりに楽しい結婚生活でした。

前妻の料理はとても上手でした。

それは九州時代に同棲していた既婚の彼は不動産屋の社長さんで、その彼は彼女を毎日の様に美味しい飲食店に連れ歩いていて、その時に料理人から作り方を教わったと聞きました。

私は妻の田舎で会ったあの彼は堅気ではないように思っていたのですが、妻は私に最後まで言いませんでした。

そして妻は異常な程に綺麗好きで掃除洗濯は当たり前でしたし家事は完璧でした。

ただ難を言うとタバコを吸うのが嫌で、ずっと止めて欲しいと頼んでいたのですが最後の最後まで止める事はありませんでした。

お酒も強いので良く飲んでいましたが、酒の席では楽しくなり調子に乗って羽目を外す事が多かったので、良く注意していました。

(つづく)

いつもご協力ありがとうございます




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前妻 千春 6話 妻の元同棲相手と遭遇

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

その後、私は横浜の緑区のレストランにヘルプ要員として回される事になったのです。

このお店の経営者は、とても従業員思いで、ヘルプの私にも給料の他に2DKのアパートを貸して下さると仰って頂いたので、それであるならばという事で社長ご夫妻に彼女の事情を正直に話すと「一緒に住んでも良い」と言われたので彼女共々、引っ越したのでした。

創業した店を撤退させた時から長きに渡って住んでいた、忌まわしき曰く付きの部屋から開放された日でもありました。

そのアパートの事を知らない読者の方もおられると思いますので、再度説明をしますが、最初の独立創業した店を撤退した際に無一文になったので、知り合いの不動産屋さんのお計らいでトイレ、炊事場共同のアパートで自殺した部屋の隣を安い家賃で貸して頂いて住んでいたのでした。

その部屋の家賃も安かったのでそのまま借りていました。

その半年後に若気の至りで彼女と籍を入れる事になったのです。

式は上げませんでした。

できれば周囲には知らせずに隠して、今までの女性関係はそのまま継続していたかったからでした。

こんな邪な気持ちで結婚したのです。

そういう意味では前妻には大変に申し訳なかったと思っていますが、彼女は彼女で、私に隠れて邪な事をしていたのが後々に発覚していったです。

ただ、彼女の九州の実家には挨拶に行きました。

実家は木造の一戸建ての県営アパートでした。

彼女は三人姉妹の真ん中で姉と妹は九州に居て既に結婚していました。

式を挙げないで結婚する事へのお詫びをご両親にすると、親父さんが妻の居ない時に、私に「聞いているとは思うけど、千春は高校時代からグレテしまって、家に寄り付かなかったんだよ、手が付けられない程だったんだよ、そんな娘を嫁にもらってくれてありがとう、あんな娘だけど宜しく頼むな」と言われたのでした。

その後、皆で町に食事に行った時に、妻が美味しいと言う飲食店に行きました。

奇遇な事に同棲していたと言っていた、昔の彼が女性や若い衆を連れて食事に来ていたのです。

妻と私はその彼の周りの若い衆に連れられてその彼の席に行ったのでした。

彼と言っても50歳は過ぎていた白髪の初老の恰幅の良い男性でした。

彼は妻に「東京に行ったんだってな、若い者から聞いたよ、俺のモノが恋しかっただろ?、それとももう忘れちゃったかな?」とふざけて言いました。

私は悔しかったですが、取り巻きが沢山いて、こんな場所で暴れても勝ち目が無いので目から血が出そうなくらい悔しかったのですが我慢しました。

その後、その彼は私に「お前は何処の組のもんだ?」と訊いてきたので、妻が「この人は堅気よ」と言いました。

妻はその時に彼に「あの時はすみませんでした」と謝罪して、「この人と結婚するから帰ってきたの」と言うと、

その彼は「俺から盗んだ100万を返してからだろう?結婚の話しは」と言われたのでした。

(つづく)

いつもご協力ありがとうございます



前妻 千春 5話

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

私は彼女に「これからどうしたいの?」と聞きました。

彼女「貴方が嫌じゃなければ貴方と結婚したいんだけど」

私「はぁ!結婚?」と余りにも唐突だったので困惑していると

彼女「貴方に色々してもらったのに私は何もお返ししていなくて心苦しいから」と。

私「だからって結婚するって言うのはどうなの?」

彼女「でもこれからも貴方と一緒に居ようと思っているから、それだったら結婚しちゃった方が良いかと思って」と。

私「でもまだ俺は君に愛情を感じてないんだけど」

彼女「大丈夫、これから私の魅力を沢山教えてあげるから」と自信満々で言うのです。

確かに良く見ると猫顔で美しいのですが第一印象の何となく陰がある暗い感じは否めないのです。

あの九州で同棲していたというオジサン連中には、そういうのが魅力なのかもしれないと思ったのですが当時の私はまだ若く彼女のその魅力は良く分かりませんでした。

彼女の容姿は良く見れば、まあまあという感じで顔は藤原紀香さんを少し色黒にして、そして少しスリムにした感じでした。

髪の毛は染めてないのに赤かったです。

私は基本的に女性の顔のタイプはネコ科よりイヌ科の顔の方が好きだったので彼女は私のタイプではありませんでした。

とりあえず彼女の心配事の一つを残して全てクリアしました。

その一つは中絶です。

私は中絶すると母体に影響が後々に残ると高校時代に聞いた事があったので、自身で決心を固めて、「君の身体に将来的に何らかの影響が残るから、俺の子として育てるから産みなよ」と言ったんです。

そしたら彼女は「そんなの悪いよ」と言って中絶をすると言って聞きませんでした。

この数日後に産婦人科に一緒に行って相談してきました。

中絶する日が決まり、お金を用意して一緒に行き、書類に父親の名前を書かなくてはいけなかったので、私が署名をしました。

私が書類に署名をしている部屋に院長先生が来て、私に対して懇々とお説教をし出したので、散々、無責任な男だを連発されましたが、署名した以上は仕方なく神妙な顔をして聞いていて、最後には丁重に謝罪すると、凄い剣幕でその院長は「私に謝罪するのではなくて彼女とその子供にしなさい!」と。

その後、院長先生が退出した後に彼女が私に「ごめんね」と謝ってくれたその顔が、今でも鮮明に覚えています。

一日入院すると言われたので私は帰ってきました。

次の日に私は仕事に行っていたのですが彼女はアパートに帰っていました。

帰宅すると横になっていて起き上がろうとしたのですが、「寝てなよ」と言って寝かせておきました。

やはり嫌いになった男性の子供でも中絶をしたという事は心に大きな傷が残ったのでしょうから、優しくしてあげようと思っていたのです。

その頃は私の給料だけで、彼女が仕事をしなくても食べていけるぐらい稼いでいたので、彼女の仕事を辞めさせて、専業同居人にさせました。

(明日のブログに続きます)

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前妻 千春 4話

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

彼女は「全てを貴方におんぶに抱っこしていたのでは申し訳ないから抱いて」と言われたのですが流石に妊娠している女性を抱くのは可愛そうでしたし、これで抱いたらあの金を使って返さない男と変わらないと思って、

私「そんな事は気にしないで大丈夫だよ」と言いました。

彼女「だったら私、毎日の洗濯と掃除そしてご飯ぐらいは作らせて」と言われたので

私「じゃぁ、お言葉に甘えてお願いしちゃおうかなぁ!」とあえて明るく言いました。

最初は愛情のない変則的な同棲生活の始まりでした。

同じ屋根の下でセックスをしない同棲生活は私にとって初めての経験でした。

心身ともに彼女が落ち着きを見せてきた頃に、まずは以前の同居人(男性)のアパートに彼女と一緒に行って彼を呼び出して話しを付けました。

彼女は「今はこの人の部屋で生活しているから別れます」と言うと、彼は渋々何の抵抗もなく納得してくれました。

当時の私は彼や彼女よりも年下でしたが、如何にも私の体格と風貌が彼らよりも年長者に見えたでしょうし、アッチ系の怖そうな人、いわゆるチンピラに見えたからだと思いました。

ただ一言彼は彼女に「俺たちの子供はどうするの?」と訊いてきました。

彼女「この人がお金も出してくれるし署名もしてくれるから中絶する」と。

こんな言葉を見知らぬ男の前で言われた彼の気持ちは他人事ではありましたが同じ男として居た堪れない気持ちで見ていました。

私だったら絶対にそういう事はしないと、この時にそう思いました。

ただあの時の彼としては心底助かったと思ったのかもしれません。

何せ同居人の女性の金を使い切った男ですから、彼女が中絶したいと言ってもお金は出せなかったでしょう。

だからと言って幸せな結婚生活が待っていたかと言ったら、それも疑問でしたが。

(明日のブログに続きます)

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前妻 千春 3話

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

そこでまた、彼女の身の上話が始まったのです。

同棲していた人と3ヶ月前に別れた時に彼女が九州から持ってきていた全財産(100万円)の内の8割方を彼が無断で使ってしまって返してくれず、彼女はこれ以上のこの彼と一緒に居れないと思って家を飛び出し、このアパートを借りたと言うのでした。

で、持ってきたお金の殆どが無くなってしまったので、今はこんな生活を強いられていると聞かされたのです。

また、その彼との間に出来た子供が、今の彼女のお腹に宿っていると聞かされ中絶するお金も無いと言われたのです。

私はこういうのに弱く、見て見ぬ振りができない性格でして、何とか手を差し伸べてあげようと思ってしまったのが運の尽きだったのかもしれません。

余りにも初恋のみはるのアパートの部屋のようで衝撃を受けてしまって、妊娠しているこの彼女がこの寒い部屋で生活するのは、中絶するにしても母体にあまり良くないと思ったので、彼女に「ここよりは俺のアパートの方が暖かいから当分は家からお店に通ったらどうですか?」と言いました。

当時の私に特定の将来を約束した彼女がいた訳ではなかったので、その事が軽く言えたのだと思います。

彼女は済まなそうに「本当に良いのですか?」と言うので、私は変に男気を出して、「どうぞ、どうぞ、遠慮なく」と言ってしまい、その足で蒲田の私のアパートまで彼女の布団だけタクシーに載せてもらって彼女と帰ってきました。

その日から私と彼女の変則同棲生活が始まったのでした。

明くる朝、起きてから朝食は定食屋には行かず喫茶店に行って朝食を取り、その足でスーパーに行って彼女の下着や洋服そして化粧品などを買い揃えました。

彼女は「当面の生活資金が無いので今の店で働く」と言ったのですが、私は「母体に影響があると後々大変だからお金の心配はしなくて良いし店は辞める方向で考えて」と言いました。

(明日のブログに続きます)

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