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官能私小説ノート

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23話  「淑子の失踪」

3日間の有給を取った淑子の休み明けに崇から電話で、「遅刻などした事のない店長(淑子)が出勤していないのですが」と。

私は不吉な予感がして淑子の住まいのアパートに行くと、部屋には鍵が掛かっていたので、大家さんに淑子の会社の者だと伝え淑子の事を尋ねると、2日前にアパートを解約して山形の実家に帰ったと言われたのです。

不覚にも山形の実家の住所や電話番号は聞いてなかったので探しようがありませんでした。

仲良くしていた妻の弘子に訊いても、実家の住所や電話番号は訊いてなかったと言うのです。

急遽、妻に淑子の代わりをしてもらうよう頼み倅を義父母に預けて2店舗目に行ってもらいました。

その日の夜に自宅に帰ると疲れ切った妻が倅を抱いていました。

義父母は実家に帰ったそうです。

こういう時こそ助けてくれれば良いのになとも思ったのですが、最初から非協力的な義父母なので、期待する方が間違っています。

私は妻に明日も倅を義父母に預けて2店舗目の応援に入ってくれるように頼みました。

妻は二つ返事で了解してくれたのですが、「淑子さんの事は私もおおいに期待して大事にしていたんだけど残念だわ」と。

私「本当に良くやってくれたからね」と。

妻「私が貴方の面倒を見て上げられなかった時に淑子さんは貴方の面倒を見てくれていたんだもの、感謝しているのよ」

私はギクッとして「それは、どういう意味?」

妻「女の勘だから、気にしないでね、間違っているかもしれないけど、私はお父さんやお母さんが貴方にキツク当たって居る時にも貴方を一人虐めを見ているだけで助けて上げられなかったから、淑子さんに貴方を託していたの、その時はズルイ女だと思っていたのよ、でも私は養女だから、あの場面でもお父さんやお母さんに逆らう事が出来なかったの、結婚前に貴方のアパートに転がり込んだ事だけが唯一の親への反抗だったのかもしれないわね」

私「うん、お前の立場は分かっていたから仕方ないとは思っていたけど、一人虐めされるのは、切なかったし、辛かったけどね、でもお義父さんやお義母さんたちが生きている限り、私への罵倒は続くだろうからね」

妻「これからはなるべく貴方を一番に考えるから、他の女性のところには行かないでね」

私「・・・・・うん・・・・・」と返事をしたものの、約束はできないと思っていました。

まだまだ義父母は健在ですし、逃げ場が無ければ私自身の精神がおかしくなりますから、弱い人間なんです、私は。

(END)

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