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官能私小説ノート

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みはる 15話 終了

蒲田に引っ越して女性関係は全くなく、ただただ毎日、渋谷のイタリアンレストランで朝から晩まで仕事に明け暮れていた。
朝は6時に家を出て帰宅は夜の11時過ぎ。

アパートに帰ると風呂に入って泥のように眠るのが日課だった。

それでも新しい仕事を覚える楽しさから苦痛ではなかったし辞める気はなかった。

ある日、長島から聞いたと言うみはるからの電話があった。

「3日後に荷物を取りに行くから」と。

私は「仕事の休みが取れないから必要な物は送る」と言うと、

「芸能プロダクションにも行くのでついでに行く」と言うのだ。

本当に勝手な女だと思ったがわざわざ九州から来るんだから店を休むことにした。

当日、彼女は一緒に暮らしていた時より大人びた服装でそしてとても明るい顔でやってきた。

「元気だった?」

「あぁ」

「九州の田舎に帰って今クラブのホステスをしているの」

「お客さんから色々な物をプレゼントしてもらって毎日仕事が楽しくて、お給料も毎月50万円ぐらい貰っているの」と。

私はこの時までよりを戻せるのではと淡い期待をしていたのだ。

そんな期待をしていた自分が悲しかった。

田舎に帰ったら楽しいことばかりが待っていたという話しを聞かされているだけだった。

私は彼女を受け止められる器量が無かったガキだったんだとその時に痛感し悔しさを噛み締めた。

初恋の人 みはると完全に終わった日でもあった。

彼女の氏名で検索するとみはるのページがあって彼女の今の写真が載っている。

随分と太って顔が変わったけど昔の面影が多少残っている。

日記を読むと日々幸せそうな暮らしが伝わってくる。

お子さんはいるみたいだけど付き合っていた頃の氏名そのままなので結婚しなかったのかそれとも離婚したのか、そんな想像をしている。

とにかく元気そうなので安心した。

ま、彼女は私との事を思い出す事はないだろうけど。

(END)

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