社長かれ連絡を頂いて部屋のドアを開けておきました。
社長がノックして彼女と入ってきました。
私は「どうしたんですか?」と訊くと、
社長「電話じゃ悪いと思ったので」と言って、ヨンファと私に向かって「部屋まで代えてもらってゴメンね、だから夕飯は私がご馳走したいと思って」と言ったのです。
私「そんな事、本当に気にしないで下さいよ、別に私自身がお金を使った訳でもないのですから。私はこれから彼女のアパートに行きますから、社長のそのお気持ちだけで十分ですから」と言ったのです。
社長「依田くん、頼むよ、私の気が済まないから夕食だけは出させてよ」
私「そこまで仰るならご馳走になります、かえってすみません」と。
社長「じゃぁ、6時にフロント前で」
私「車はどうします?」
社長「タクシーがあるじゃない」
私「カジノで送迎してもらいますか?」
社長「そこまでしてもらったら私の立場がないから」
私「じゃぁ、ヨンファの車で」
社長「甘えてもイイのかなぁ?」
ヨンファ「全然大丈夫ですよ、気になさらないで下さい」と。
社長「じゃあ、6時ね」と言って彼女と帰って行った。
また暫くすると内線があって社長が「そう言えば店を決めてなかったけど」
私「社長と彼女の好き嫌いを教えてください」
社長「俺は何でもOKだけど彼女は肉がダメだね」
私「じゃぁ、海鮮関係だったら大丈夫ですか?」
社長「それで探してくれるかなぁ?」
私「ヨンファに頼みますから」
社長「何から何まで悪いね、彼女に宜しく伝えて」と
私「はい、お気遣いありがとうごいざいます、伝えてます」
(つづく)