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官能私小説ノート

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大森駅東口のパブ 6-1話 千鶴28歳

韓国に社長と行ったのは店の一番人気の千鶴だった。

少々ポッチャリな体型の美人で熟年男性には人気がありました。

帰国した明くる日に店に出勤すると千鶴が後から来て私に話し掛けてきました。

「韓国ではお世話になりました、向こうでは社長が居たので全然話せなくて」と千鶴。

「気にしないで下さい、お互い様でしたしね」と私。

「依田さんのあの彼女、凄い美人さんね、社長も驚いていたわよ」と千鶴。

「そう言っていましたか、それは有難いですね」と言い、更に続けて「ところで何でこんなに早く出勤したのですか?」と私。

「依田さんと話しがしたかったから」と千鶴。

「私とですかぁ、何で?」と私。

「興味を持ったから」と千鶴。

「ダメですよ、社長が居るのですから」と私。

「でも仕方ないでしょ、気になるんだもの」と千鶴。

「勘弁して下さいよ、社長に疑われるのは嫌ですから」と私。

「バレないようにするから」と千鶴。

自己中の女は本当に嫌いです。

ましてや自分を美人だと勘違いしている女も大嫌いでした。

自分に自身があるから、こんなあからさまな誘い方や近付き方をするのです。

あからさまに嫌な顔をして逆恨みされるのも困るので私は「どうしたいんですか?」と訊きました。

「今度の休みにデートして」と千鶴。

私は「いくらなんでもそれは、マズイでしょ」と言うと「じゃ、イイワ」と不貞腐れたのです。

「わかりましたよ、一回だけですからね」と、私は何でこんな事を言ってしまったんだろうと反省したのですが遅かったです。

彼女は自分の家の電話番号をメモ用紙に書いて「土曜日の仕事が終わった1時間後に電話頂戴」と言って帰って行った。

何て生意気な女なんだと思ったが断れなかった私の優柔不断さに呆れました。

(つづく)



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