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官能私小説ノート

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大森駅東口のパブ 6-15話 千鶴28歳と同級生の店へ

ラストオーダーになったので厨房の掃除を始めて終わったので、社長に挨拶して帰ろうとしたら社長に呼び止められました。

「シェフ、今日は一緒に飲みに行かない?」

私「済みません、先約が有るんで」

社長は小指を掲げて「これ?」と笑って言いました。

私は何だか申し訳ない気持ちになりましたが、相手が誘うんですから「ま、良いか」と思って小指を掲げて「お疲れさまでした、失礼します」と言って帰り待ち合わせ場所の改札に行くと彼女は待っていました。

電車に乗って彼女のアパートは川崎でした。

ホームに降りて私は「ちょっと飲んでから帰らない?」と言うと

彼女は「うん、いいよ」と。

私の小学校の同級生が川崎の南町のトルコ街(1984年にトルコ人留学生の抗議運動がきっかけになって「ソープランド」と改称されたましたが)で飲み屋を経営していたので折角、川崎に来たので寄りたかったのです。

実はその同級生は早くから結婚して子供までいて私が中学一年の時のグレテいた時に千葉に引っ越す事が決まった時に私の学生服(中ラン)が欲しいと言ったので上げた仲だったのです。

それから高校を辞めた時も彼の妻と子供と生活していたアパートに転がり込んで数日泊めてもらった事もありました。

店の外で見ると結構満席で繁盛していました。

店内に入るとカウンター席が丁度2席空いていたので「ここイイ?」って言って行くと大島(同級生)「おお、珍しい、依田元気だったか?」と大きな声を上げてカウンターから出てきて私に抱き付いてきたのです。

男同士の抱擁をその時の彼の酒臭さとタバコ臭さにはは堪りませんでした。

大島「ま、座ってくれよ、今日は川崎に何しに来たんだよ」

私「うん、彼女のアパートが川崎なんでね、お前の顔が見たくなってちょっと寄ってみたんだ」

大島「随分、綺麗な彼女じゃん?」

私「俺の彼女じゃなくて今、働いている店の社長の彼女なんだよ」

彼女は私の足を蹴っ飛ばしました。

大島「相変わらずお前って奴は、この~!そう言えばお前、店畳んじゃったんだってな、この間川原が来て言っていたよ」

私「うん、それまでは大繁盛していたんだけど、隣のビルに広域暴○団の事務所が入って・・・」

大島「それは残念だったなぁ」

私「本当だよ、お陰で地獄を見たよ」

大島「何でSOSしなかったんだよ」

私「誰にも言えなかったよ、格好悪くてさ、あの時は調子こいていたからね」

大島「今日は俺の驕りだから飲んでけよ」

私「それじゃ、来た意味が無いから、イイよ、ちゃんと払っていくよ」

大島「イイから遠慮するなよ、来てくれただけで嬉しいから、ママも呼んでくるから」

私「千鶴、ゴメンネ、俺たちばかり話しちゃって」

千鶴「ううん、気にしないで、依田さんの違う面が見れて何だか嬉しかったから、本当に社長をやっていたんだね」

私「うん、そうだよ、ちゃんと繁盛店の社長をやっていたんだよ、悪いね、寂しい思いをさせて」

(つづく)



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