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官能私小説ノート

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大森駅東口のパブ 6-22話 千鶴28歳の説得

私は千鶴に電話を代わりました。

5分ほど奥様と彼女で質疑応答した後に今日の午後3時に品川パシフィックホテルのコーヒーハウスで先輩ご夫妻に会う事になったのでした。

電話を終えた千鶴は上気した真っ赤な顔で「依田さん、ありがとう!」と言って抱き付いてきたのでした。

私は「これからが大変だから頑張らないとね、先輩ご夫妻は面倒見の良い方々だから千鶴の事は悪いようにはしないからその点だけは心配しないでね、後は今の店をどうやって円満退社するかだね、社長との事はとりあえずそのままにしておいたら?その点も先輩ご夫妻に訊いた方が良いかもね」

千鶴「え・・・、依田さんは私と専属で付き合ってくれるんじゃないの?」

私「千鶴が銀座に勤めたら私とはそうそう逢ってられないと思うよ」

千鶴「何で?」

私「かなりの猛勉強しないとお客様との話しに付いていけないと思うから」

千鶴「だからって何も依田さんと別れなくたって良いんじゃない?」

私「千鶴は銀座に勤めたいと言うのがまずは夢なんでしょ?」

千鶴「うん、そうだけど」

私「銀座のホステスになるんだったら明日でも成れるけど、首にされないかどうかは本人の努力次第なんだと思うよ、売上を上げられないホステスは首になるからね」

千鶴「え、そんなに厳しいの?」

私「うん、だから社長とも関係を切らないでおいて社長も売上を上げてくれる良い常連さんにしちゃえば良いんだと思うけど、当面はね」

千鶴「依田さんはそれで良いの?」

私「うん、だって千鶴は一番の夢が銀座で働く事なんでしょ?」

千鶴「うん」

私「だったらそれが一番だと思うよ、だって考えてみなよ、私のような若僧があの店に出入りできるレベルでも歳でもないけど社長だったらその歳でしょう?大事なお客様として取っておいた方が良いって」

千鶴「でもこれからも変わらずに私を会ったりしてくれるんでしょ?」

私「それは約束するよ」と言っても恐らく、千鶴にはそんな時間が無くなる事は分かっていました。

(つづく)



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