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官能私小説ノート

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前妻 千春 3話

(エッチな描写はありませんのでご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

そこでまた、彼女の身の上話が始まったのです。

同棲していた人と3ヶ月前に別れた時に彼女が九州から持ってきていた全財産(100万円)の内の8割方を彼が無断で使ってしまって返してくれず、彼女はこれ以上のこの彼と一緒に居れないと思って家を飛び出し、このアパートを借りたと言うのでした。

で、持ってきたお金の殆どが無くなってしまったので、今はこんな生活を強いられていると聞かされたのです。

また、その彼との間に出来た子供が、今の彼女のお腹に宿っていると聞かされ中絶するお金も無いと言われたのです。

私はこういうのに弱く、見て見ぬ振りができない性格でして、何とか手を差し伸べてあげようと思ってしまったのが運の尽きだったのかもしれません。

余りにも初恋のみはるのアパートの部屋のようで衝撃を受けてしまって、妊娠しているこの彼女がこの寒い部屋で生活するのは、中絶するにしても母体にあまり良くないと思ったので、彼女に「ここよりは俺のアパートの方が暖かいから当分は家からお店に通ったらどうですか?」と言いました。

当時の私に特定の将来を約束した彼女がいた訳ではなかったので、その事が軽く言えたのだと思います。

彼女は済まなそうに「本当に良いのですか?」と言うので、私は変に男気を出して、「どうぞ、どうぞ、遠慮なく」と言ってしまい、その足で蒲田の私のアパートまで彼女の布団だけタクシーに載せてもらって彼女と帰ってきました。

その日から私と彼女の変則同棲生活が始まったのでした。

明くる朝、起きてから朝食は定食屋には行かず喫茶店に行って朝食を取り、その足でスーパーに行って彼女の下着や洋服そして化粧品などを買い揃えました。

彼女は「当面の生活資金が無いので今の店で働く」と言ったのですが、私は「母体に影響があると後々大変だからお金の心配はしなくて良いし店は辞める方向で考えて」と言いました。

(明日のブログに続きます)

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