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官能私小説ノート

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前妻 千春 87話 和食の板長の奥様 貴代さん(42才)

休み時間は毎日私一人になるのです。

和食の板長はご自宅に帰るかパチンコに行ってしまうので店は私だけになるので、午後の予約の電話も私が受けて予約帳に記入するのです。

仕込みの途中で電話が掛かって来ると、一々手を洗わなくてはいけないので面倒でした。

私が厨房で一人で仕込みをしていた時に、和食の板長の奥様で近くに住む貴代さんが店に来て、

貴代さん「社長の奥様から電話があって、依田さんの仕込みを手伝ってあげてと言われたから来たの、今日から新しい料理人さんが入るまで私が仕込みを手伝う事になったからよろしくね」と笑顔で。

私「済みませ~ん、ありがとうございます」と言って頭を下げました。

貴代さん「うちの主人は手伝いもしないで毎日、休憩時間、ギリギリまでパチンコをしているんだもの、依田さんの事を手伝ってあげても良いのにね、前は依田君は俺の仕事も手伝ってくれるんだよって自慢していたのにね」と少し怒った口調で言いました。

私「仕方ないですよ、それでも先輩や貴代さんには良くして頂いて頂いているので、別に恨んでないですから」

貴代さん「ありがとう、そう言ってくれると、何だか気持ちは楽になるわ」

私「本当ですよ、忙しい時にはお風呂に入れて下さったり、夜食を作って下さったり、先日なんか暑かった日に糊の効いたシーツを広げた布団に寝かせて頂いたり、本当に有り難いと思っているのですから」

貴代さん「そんな事まで覚えてくれていたの?」

私「私、結構、そういう事は記憶力良いんですよ、暑くて寝苦しい夜に糊の効いたシーツで肌触りが良くて堪らないですからね」

貴代さん「そう言ってくれると本当に嬉しいわ、依田さんの奥さんはシーツなんかしてくれないのかな?」

私「あっ、は、はい・・・」私は自分の妻を他人に悪く言うのが嫌なのです、あんな妻でも妻の親友にだけは言いましたがその他の人には口が裂けても言いませんでした。言えば自分の甲斐性が無い事を暴露するようなものでしたから。

貴代さん「じゃぁ、何から手伝えば良いかな?」

私「このサニーレタスとシメジを掃除しておいて下さい、それとジャガイモの皮も剥いて下さると有り難いんですが、ピーラーはここに置いておきますね」

貴代さん「OK!やっておくから依田さんは自分の仕込みをしてね」

私「は~い、ありがとうございます」

いつも明るくておおらかで頼り甲斐のある肝っ玉母さんのような女性でした。

板長さんより年上だったからかもしれません。

お子さんが長い間出来なかったらしく、諦めていたみたいだったので、奥様は私の事を歳の離れた弟か子供だと思って可愛がって下さっていたのです。

(つづく)

いつもご協力ありがとうございます



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