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官能私小説ノート

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元住吉 1-1話  澄枝との出会い

 寿司屋の開業をさせてアメリカ・シカゴから帰国して師匠に挨拶に行くと、元住吉のレストランにヘルプに行けとの指示を頂き行きました。

このお店は大手企業が出したレストランでした。

既にメニューは決まっていて、殆どが出来合いを温めて出すような店でした。

ましてや大手企業が経営しているのですから何も私のような料理人にヘルプさせる事はないのではと思っていました。

この店の料理人は複雑で本社の社員、子会社の社員、そして私のような部外者のヘルプが一緒に仕事するのです。

イヤミで意地悪な子会社の社員が居て、正直言って毎日が詰まらなかったのです。

ただ、師匠に指示されたので勝手に辞める訳にもいかず、毎日が針の筵に座らされているかのような感じでした。

何故にそういう事になったかと言いますと、私がアメリカ帰りだという事を面接をした本社のお偉いさんが子会社のお偉いさんに言ったみたいでそれが伝わってしまったからです。

でもアメリカに行って帰ってきたと行っても一年居た訳ではないのですから、そんな自慢をする程の事ではなかったのですし、英語がペラペラ喋れるようになって帰って来た訳ではないのですから。

そんな事で妬まれて虐められたのでした。

ヘルプ人生の中で5本の指に入る程の嫌な時期だったかもしれません。

でもそんな中でも彼女は出来、元住吉に親と一緒に住んでいてアルバイトの澄枝で色白で美人で淑やかな女性でした。

入社して直ぐには子会社の社員からの虐めにも遭っていたので周りの社員とはどうしても馴染めなかったのです。

(つづく)





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