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官能私小説ノート

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元住吉 11-2話 澄枝の姉夫婦と

(エッチな描写はありませんので、ご興味の無い方は読み飛ばして下さい)

その時にお兄さんたちの料理が運ばれてきました。

鉄板に載せられていたハンバーグステーキとライスでした。

ご夫妻は何の断りも無く話を止めて食べ出したのです。

私は彼女の手前、我慢してその姿を見ていたのですが、我慢の限界に達して「澄枝、俺、こういう人たちと兄弟になるのが嫌だから帰るね」と言って席を立とうとしたら、お兄さんが立ち上がって「お前なぁ!」と凄みを利かせて言い出したのです。

私は流石に堪忍袋の緒が切れて「澄枝が可哀想だと思ったから黙って聞いていれば、随分となめた真似をしてくれるよね」と言ってしまったのです。

兄「お前の方がなめてるんだぞ!」と。

私「お義兄さんのその意味が分からないです」

兄「お前、俺を誰だと思ってるんだ!」と言って私の胸倉を掴んで言いました。

私「こんな公衆の面前で勘弁して下さいよ」

兄「俺は〇〇組の・・・」と言い出した時に、私は遮って「本当に勘弁して下さい、そういう話は止めませんか?、兎に角、お義兄さんがそんなに感情的になっていては話にもならないので、今日の所は失礼させて頂きます」と言って私一人で帰ってきました。

アパートに帰ってきて、荷物を纏めてバッグに入れて澄枝に置手紙に蒲田のアパートの電話番号を書いて蒲田のアパートに帰りました。

良かったですよ、蒲田のアパートを残しておいて、こうなった時に行く所を失わずに済んで。

兎に角、冷静になって考えたかったからでした。

その夜に澄枝から電話が来て「ごめんなさい、お義兄さんは直ぐに感情的になって話す癖があるの、ところでそこは何処なの?」と。

私「あんな話し方では喧嘩になるだけだと思うけど、ここは元々住んでいた蒲田のアパートだけど」

澄枝「同棲する時に返さなかったんだ」

私「そうだよ、だって荷物を全部持って行くのも嫌だったからさ」

澄枝「別れるかも知れないと思ってたんだ」

私「そんな事は思ってなかったけど(思ってたけど)それにしてもお義兄さんのあの言葉と態度は無いと思うけどね」

澄枝「ごめんなさい、お義兄さんの事を止められなくて」

私「あんなヤ〇ザのお義兄さんが居るんじゃ、結婚するのは勘弁してもらいたいんだけど」

澄枝「お義兄さんはヤ〇ザでも何でもないよ、それって、別れたいって事?」

私「ヤ〇ザでも何でも無い人が組の名前を出すなんて(と言って笑って)ま、澄枝がそれで良いと思うならそれでも良いけど」

澄枝「私は絶対に別れないから」

私「暫くはお互い別々に住んで今後の事を考えようよ」

澄枝「今日はこれで終わりにするけど、私は絶対に別れないから、おやすみなさい」

私「ごめん、おやすみ」

私は暫く、蒲田から出勤しました。

(つづく)

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