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官能私小説ノート

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20-11話 2回目のデ-ト (1986年12月16-4日)

それぞれパ-トごとの練習でした。

私は懐かしさを感じて、彼女に「俺も昔良くココで練習してたんだ、だから聴いていても良いかな?」と訊くと、彼女はニコッと笑って頷いてくれました。

トランペット、フリューゲルフォーン、ソプラノトランペット、バストランペット、マーチング用シンバル、スネアドラム、テナードラム、マルチタム 、など私の時代はトリオぐらいでしたが、シックスドラムまであって時代の変遷を感じました。

当時と今では呼び方は変わったと思いますが、懐かしい音色で暫くの間、聴き入っていました。

休憩の際に指揮者の先輩が私を見付けて、近寄って来ました。

先輩「よっ、依田じゃないか、今何をしているんだ?」

私は名刺を出して「はい、今はこちらのホテルで総料理長をさせて頂いています、先輩は相変わらず熱心ですね」

先輩「ま、俺はこれしか出来ないから、それに本部職員になったんだ」

私「私はもう辞めましたから」

先輩「そうだったんだ、何でまた」

私「高校時代に父と意見が合わなくて家出してからですかね」

先輩「そうだったんだ、ところで今でもペットを吹いてるの?」

私「はい、時々ですかね」

先輩「吹いてみる?」

私「お借り出来れば」

先輩はご自身のトランペットを貸して下さいました。

私は恥ずかしかったので、陸橋の橋げたの横で少しキザな奴と思われるのも嫌でしたが思いましたが、「ドレミファソラシド」を二回吹いてその後、「スタイリースティックスの愛がすべて」のイントロ部分だけを吹きました。

先輩「相変わらず優しい音色で、マーチングには合わなくて、随分怒られていたもんな、音はあの時と全然変わってないね」と。

私「ありがとうございます」と言ってトランペットを返しました。

その後も暫く練習を見てから、渋谷の師匠の店に行き、師匠に彼女を紹介して、ディナーを頂きました。

(つづく)

いつもありがとうございます





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