FC2ブログ
 

官能私小説ノート

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

弘子とのその後 1-1話

弘子の正月は殆ど家族と過ごしていたようでした。

私は第一声に「ちゃんと私の事を、話してくれたかな?近い内にご両親に挨拶しに行きたいから」と言いました。

しかし、正月中に私との事は話さなかったようです。

弘子は電話口で「ちゃんと話さなきゃって思っていたんですよ」と言い、更に、「でも、うちの場合、私の相手は両親が気に入って、職業は堅い公務員か、大企業のサラリーマン以外は考えてないと日頃から豪語していたり、もう長い間、『結婚』とか『彼氏』という、ワード自体が、我が家ではタブーみたいな雰囲気になっていたので、そんな話しを言う雰囲気でも無くて・・・」と。

私は「お互いに一番大事な事じゃないのかな?弘子がご両親に一言も話さないで、私がお宅に乗り込んで話すのっておかしいでしょ?」

弘子「それはそうだけど・・・・・」

キツく怒った訳ではなかったのですが、何だか一人相撲を取っているような肩透かしをされたような気分になったのです。

こういう事は今後も事ある毎に起こりました。

そんな会話の後に、弘子や弘子の過去、そして今の家族のことを話し出しました。

弘子が生まれて数日後に産みの実母が他界し、今の両親に義理の娘として貰われて来て、現在に至るとの事で、この事実を知ったのが小学校4年の時で、この事を知らされたのが、級友からだったそうで、かなりのショックを覚えたそうでした。

その後、高校を卒業後、社員旅行の際にパスポートを取った時に、現実を知ったようでした。

両親と祖父母との同居で、子供の頃から気を使って生きてきて辛かった時期を思い出して、不安いっぱいだったことを話していつの間にか涙が溢れて、鼻を啜る音が聞こえていました。 

弘子の話を聞いた私は「もう大丈夫だから!弘子のことは俺が幸せにするから!」本当に嬉しかったそうです。

弘子はこれまで一人で踏ん張って生きてきたけど、支えてくれる人ができた事に対して,心の奥底から安心できたと後ほど会った時に言っていました。

その後、弘子は何でも話しをしていた、美容師時代の先輩のトコちゃんに「私を大切に思ってくれる人ができました」と、報告をしたそうで、その事を後にトコちゃんから聞いたのです。

(つづく)
スポンサーサイト
[PR]

FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。